・目に青葉、、、、の季節です 積善山も一面に若葉が芽吹いて、「目に青葉、山不如帰、初鰹」の季節となりました。 レモンの樹にも小さな小さな蕾が見えています。山裾に聳え立つ桐の樹には高貴な紫色の花が咲き誇っています。 枇杷の実も親指くらいの大きさになってきました。鳥や虫たちに食べられないよう、一つずつの房に袋をかけるのですが、まるで大きな白い花が咲いたように見えます。 天気の良い日は、溜め池では、亀たちがご覧のように特製サンデッキで甲羅干しを楽しんでいます。 この亀は「クサガメ」という種類ですが、この島ではみんな「へーヒリドンガメ」と言います。素手で捕まえるとスカンク顔負けの物凄い臭い屁を放るのです。それでこんな有り難くない名前が付いてしまったのですが、この強烈な匂いを嗅いだことのある人なら納得するはずです。 電線には若いツバメが2羽、一生懸命に毛繕いのおしゃれをしていました。 ゴールデンウィークは、こうしてノンビリと過ごすのも良いかもしれませんね。 ●写真解説 1段目:若葉の積善山 2段目(左から):紫の花をつけた桐の樹、桐の花、枇杷の実、白い花が咲いた?枇杷の木 3段目(左) 亀の甲羅干し、(右)絶滅危惧種?「へーヒリドンガメ」 4段目: 電線にツバメが2羽 ・ふたたびの青に、、、 積善山の桜が散って春の陽気が本格的になる頃、まだ収穫されないまま樹上に残っていた黄色のレモンたちは、不思議不思議とふたたび青いレモンに帰っていくのです。 このように一度着色した果実がふたたび果皮の組織にクロロフィルを再生して緑色を帯びる現象を「回青」(かいせい)と言います。一見、黄色のレモンになってしまったようでも、果皮の中にはまだクロロフィルが残っていたのですね。もちろん、黄色 のままで回青しないものもありますし、部分的にしか青くならないものもあります。 残念ながら、回青した果実は酸も糖度も少なくなって、良く言えば「まろやかな味」、悪く言えば「ボケた味」になってしまうようです。 島のレモンハウスでは満開のレモンの花が甘い香りを振りまいて、中に立っているだけで、思わず人を好きになってしまいそうです。(アベックでぜひ、お試しくださ い。) ・花粉症にレモン治療! 一雨ごとに暖かくなってくると、テレビのお天気コーナーでは、花粉情報が大きな関心を集めるようになります。 この花粉症、まだ、因果関係ははっきりしていないようですが、全国の患者数が増加の一途をたどっていることだけは間違いないようです。 そんなとき、このHPにこんな情報が数名の方から寄せられました。 レモンの果汁をコットンかティッシュに垂らし、それを鼻に被せて吸引すると効果があるというのです。 (中には、直接鼻の中に垂らしたら良いという過激なものもありましたが、、、) レモンにはビタミンCやクエン酸の他にも、免疫力を高めるとかさまざまな効能が指摘されてはいたのですが、 花粉症に効くという情報は初めてです。 いくら素人療法でも、レモン果汁を鼻から飲むだけなら間違っても死ぬことはないで しょう。 全国の花粉症でお悩みのみなさん、ぜひ、このレモン果汁吸引療法をお試し下さい。 そして、その効果を教えて下さい。 ひょっとすると、国産レモンの消費拡大につながるかもしれません。 景気の低迷で、安くて売れなくて困っているレモン農家が泣いて喜ぶはずですか ら、、、。 (今季、レモン農家の出荷価格は100円/kg・約8個を切っているのに、何故か店頭では何時もと変わらず100−50円/個なのですから、、、。しかも、みなさんからのメールでは、国産レモンが欲しくてもなかなか手に入らないとか、、、。いったいレモンの流通はどうなっているのでしょう?)
つきましては、レモンに関するあらゆる情報を集めたいと思いますので、このページの読者の皆さんが持っているどんな情報でも結構ですから、どしどしお寄せ下さい。 また、博物館のコンテンツについても、ご意見ご要望等をお寄せ下さい。 なお、博物館の学芸員も募集したいと思います。学芸員の資格分限はレモンに関するエキスパートであること、博物館の建設にボランティアで協力できることの二点のみです。(こんな厳しい条件で本当に集まるかどうか不安ですが、、、) ちょっと変わった、楽しい「レモン博物館」ができるよう、よろしくご協力のほど、お願いいたします。
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