・「青いレモン」−収穫まじか お天道様の気まぐれで、異常小雨の干ばつが続いていた瀬戸内海も、台風のもたらした雨でやっと一息ついたところです。 水不足でいまにも落ちそうだったレモンの果実も、ここに来て、ググッと大きく成長を始めました。 あと一息で収穫です。 もちろん、ハウス育ちの早熟なものはドンドン出荷されています。 長い夏を咲き続けてきた、ムクゲや百日紅の花もだんだんと姿を消していきます。 昔からの「暑さ寒さも彼岸まで・・・」の言い伝えのとおり、これまでの残暑はどこへやら、朝晩急に冷え込んできました。 島の田んぼの畦道には、彼岸になると必ず咲く彼岸花(ゆうれん花、曼珠沙華ともいう)がその朱色の鮮やかさを競っています。 このような植物には、とても正確な体内時計が備わっているのでしょう。彼岸花の球根には毒があって、そのせいかどうか、この花の咲く畦道は動物たちに穴を開けられたりしないそうです。 (彼岸花の球根は皮を剥くと白くスベスベで、タコ釣りの擬餌としても使われます) 島も、いよいよ秋本番を迎えます 写真(上右)収穫まじかな青いレモン 写真(上左)長い夏を楽しませてくれたムクゲ 写真(下左)百日紅 写真(下右)畦道に咲く彼岸花 ・柑橘系の花くらべ 今年の天候はかなり遅れぎみで推移していますが、5月中頃から一斉に柑橘系の花が咲き始めました。 例年だと、レモンの花は少し遅れて開くのですが、ミカンなどもなかなか開かないと思っていたら一気に全部の種類が咲ききってしまいました。この写真ではちょっと解りにくいかもしれませんが、同じ柑橘系の花でも、これだけ姿形の違う花が咲くのです。 大きな果実がなる安政柑は、やはり大きな花弁です。もちろん、それぞれに香りも異なります。こうして、同じ頃に花が咲いても、収穫する時期が違っているのも面白いですね。 この季節、島は柑橘系の香りがいっぱいで蒸せかえるようです。 写真(上右)お馴染みのピンクの花弁のレモン 写真(上左)ミカンの花が咲いている、想い出の道、丘の道・・・ 写真(下右)安政柑は花もデカイ 写真(下中)今は珍しくなった橙の花 写真(下左)八朔の花は少し大きい |
2000.03 |
つきましては、レモンに関するあらゆる情報を集めたいと思いますので、このページの読者の皆さんが持っているどんな情報でも結構ですから、どしどしお寄せ下さい。 また、博物館のコンテンツについても、ご意見ご要望等をお寄せ下さい。 なお、博物館の学芸員も募集したいと思います。学芸員の資格分限はレモンに関するエキスパートであること、博物館の建設にボランティアで協力できることの二点のみです。(こんな厳しい条件で本当に集まるかどうか不安ですが、、、) ちょっと変わった、楽しい「レモン博物館」ができるよう、よろしくご協力のほど、お願いいたします。
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