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岩城村バードウォッチングマニュアル


1999年の野鳥観察日記

99.12.1
ミサゴは木枯らしとともに?
 冬の訪れを告げる木枯らしが吹き始めると、その木枯らしに乗ってミサゴがやってきます。北西の季節風が吹き付ける島の西側の海岸線に沿って流れるように舞う優美な姿を見せてくれます。海に漂う獲物を探して翔び続けています。トンビと同じくらいの大きさですが、白を基調にしたその上品ないで立ちはワシタカ類の貴婦人といったところでしょうか。なかなかその姿にお目にかかるチャンスは少ないのですが、一度遭遇すると、間違いなく魅了され、たちまちファンになってしまいます。どの世界でも共通するのかも知れませんが、やはり、美しいことはいいことですね、、、、。
(写真:ミサゴが翔んでいた西部の海岸線)(写真:美しく飛翔するミサゴ)

99.1.20
新メニュー登場〜小鳥たちの食生活改善?
 寒さが厳しくなるこの季節、小鳥たちも食糧を求めて里に降りてきます。里には、取り残された柿の実、蜜柑などの農作物、庭先で鮮やかな赤い実を着けるピラカンサスなどの冬を生き延びるための貴重な食糧がいっぱいです。
 この里の食糧の中でも最近俄かに注目され始めたのがキウイフルーツです。これまで小鳥たちはこの果物には目もくれませんでした。理由は簡単です。キウイフルーツが樹に成っている時には、まだまだ堅くて酢っぱくて、とてもとても食べられる代物ではないのです。収穫して約一月ほどしてから、やっと、ほんのりと甘く追熟してくるのです。最初はそんなキウイフルーツには目もくれなかった小鳥たちも、庭に放置された小さめの果実が追熟して辺り一面に芳香を放ち始めると、甘くなったものから順番に啄み始めました。メシロ、ヒヨドリ、ツグミなど、次から次へとやって来ては賑やかな争奪戦を繰り広げています。まるで小鳥たちの運動会でも始まったかの様相です。

 この写真をご覧ください、キウイ果実の薄皮を一枚残して見事に食べ切っています。ここまで食べてもらえると、さぞやキウイも本望でしょう。自然界には何一つとして無駄なものはないのです。
 ナマコを初めて食べた人間が勇気がいったように、初めてキウイを食べた鳥も決死の覚悟だったのでしょう。かくして、小鳥たちの世界にキウイフルーツという栄養価の高い新たなメニューが登場したのです。

追伸:昨秋は晴天率も高くて、最近とみに多くなった早生系の稲にたくさんの二番穂が稔りました。こちらも鳥たちには、まさに降って湧いたような天の恵です。その恩恵を小は雀から大はカラスまで、たっぷりと堪能しているようです。


■1998年の野鳥観察日記はこちら■



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