島の特産の「青いレモン」にスポットを当て、消費者と生産者のつながりを深め、消費拡大と島のイメージアップをねらった体験学習の第2回目がおこなわれました。
レモン生産農家の皆さんが講師となって、レモンの栽培法から料理まで体験できる講座です。対象は小学校4・5年生で定員30名でしたが事前のPR不足か21名の参加となり、その内訳は松山市12名、西条市3名、倉敷市2名に今治市、川之江市、新居浜市、砥部町各1名ずつでした。受入れ側も16戸のレモン農家のうち8戸がそれぞれ独自のメニューを組みホームステイ方式で数名ずつを受け入れました。

 ついに来た、レモンの島 上陸の一瞬 |
 受付も自分で |
 自己紹介 |
 対面式 農家の皆さんよろしく |
あいにくの雨模様の中、高速船から島に上陸した子供たちは、好奇心旺盛で、すぐにあちこち走り廻っての探検です。10月28日午前10時、参加者21名と見学の保護者数名が岩城村観光センター前での対面式に臨み、レモン農家も2回目で少し余裕ができたのか、ニコニコの恵比寿顔で子供たちを迎えていました。
 イモ掘りはまずツルを刈って |
 イモ畑園主挨拶 |
 ウメー、焼きイモじゃー |
 鍬で掘るのは難しいねー |
対面式のあと、ひとまずレモン農家に荷物を置いて午前中の芋堀体験へと向かいました。サツマイモの品種はベニアズマという赤色系のおいしい品種で、さっそくその場で焼き芋にしていました。昼食は芋畑の中でそのまま食べる予定だったのですが、お天気のせいで急遽、小漕公民館に変更し、オニギリとアツアツの豚汁で、小雨に冷えた身体を芯からあっためました。
賑やかなお昼休みの後は、いよいよお待ちかねのレモン畑です。今回の目玉は、なんといっても、もぎたてのレモンをどれだけまるかじりできるか、というチャレンジコーナーです。それぞれの畑で熾烈な挑戦があったようですが、初代チャンピオンになった2人は、なんと7個も食べたそうです。その結果を聞いたときには、みんな思わずその人たちの顔をマジマジと見つめていました。ほんとうに世の中にはいろんな人がいるものです。
 豚汁は身体が あったまるぞー! |
 これがレモンの まるかじり体験かー |
 7個も食べた初代まるかじり チャンピオンの二人 |
 レモンの木の下で 記念撮影 |
 私のオリジナル レモン果汁100% |
 風呂焚きも面白かったデー |
今回は、2日間とも、あいにくの肌寒いお天気になってしまいましたが、子供たちの飽く無き好奇心を起爆剤に貴重な島での体験が続き「レモン体験学習」1泊2日の日程は、またしてもアッという間に過ぎて行きました。 それぞれの農家に送られて岩城港に集まってきた子供たちは自分で掘ったサツマイモや「青いレモン」を両手にいっぱいぶら下げての登場です。お互いのお土産の様子を見て仲間とすぐさま情報交換です。みんなが勢ぞろいしたところで、ワイワイ、ガヤガヤとにぎやかにお別れの挨拶をすませ、みんなで記念撮影を終えると、もう乗船時間です。自分で切符を買い求め桟橋に急ぎます。農家の人たちが手を振ると「また、遊びに来るけんね」と子供たちも元気いっぱい。高速船は子供たちの笑顔とレモンの思い出をいっぱいに詰めて、白い航跡を残しながら去っていきました。
こうして、2回目のレモン体験学習もなんとか無事に終了しましたが、取組みを続ける中でレモン農家の人たちも、少しずつ自信を深めていったようです。来年からは、なんとか一般の受入れにまで広げた取組みになるといいのですが・・・。
参加者もレモン農家も楽しめるような良いアイデアがあれは、どしどしご連絡ください。
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