第1回
赤穂根島にタヌキは何匹いるか
数千といわれる瀬戸内海の島の中でも無人島としては一二を争う大きさの赤穂根島では高齢化による果樹園の荒廃が進み生態系が大きく変化し始めている。その影響で「平成ポンポコ」ならぬタヌキ王国が出現している。道路の真中や畑の端など至る所にタヌキの糞柱が高く聳えているので散策する人は足元に要注意。夜行性で神出鬼没のタヌキの生息数は正確なところが判っていない。誰かタヌキの生息数を調べに来てくれませんか。かのアニメ作家・宮崎駿さんに親しい人よると近日中に「第2回・平成ポンポコ全国大会」が赤穂根島で開催されるとか言う噂が流れているそうだ。この件に関して赤穂根島タヌキ村長にコメントを求めたところ「経済情勢が混沌としているのでまだ確定していない」とのこと。このような状態が長引けば開催も危ぶまれることになりそうだ。岩城三島(岩城島、赤穂根島、津波島)には何故マムシがいないのか
島の数が多いい瀬戸内海では島と島の距離も近く生物の生態状況も殆ど似通っている。ところが、岩城三島(岩城島、赤穂根島、津波島)には昔から何故かマムシがいないと言われており、事実これまでにもマムシに噛まれたという被害は誰も聞いていない。この原因についての学術的な調査は未だなされておらず動物生態学上からも大きなテーマとなっている。村当局は今後このテーマに取組みその謎を解明した者には学位を授与することを検討しているとか。珍石・エジル輝石閃長岩
世界的にも珍しいエジル輝石閃長岩、遠目には花崗岩が少し日に焼けたくらいの感じなのだが、どうしてこんな鉱物があるのか、何か有効な利用方法は無いのか、まだ詳しいことは殆ど判っていない。別名は発見者の名をとって「杉石」という。数々の謎に包まれた岩石は静かに怪しく光っている。金鉱の夢よ再び
「古い地層の下から深成岩が突き破る格好で表れた地質の付近には金鉱脈が存在する可能性がある。」という通産省地質調査研究所の某調査官の話のとおりこの岩城島には金鉱山の跡が残っている。花崗岩の岩盤に繰り抜かれた素掘りの鉱道は全長が70mほどあり、途中で二股に分かれている。何処でどう成って採掘が始まったのか定かではないが、本格的な採掘が始まる前に資金が不足して計画も噸座したらしい。誰かこの続きの夢を掘ってみませんか。岩城の芋菓子は何故うまいか
岩城の芋菓子は高知の「芋ケンピ」とは違う。知名度はまだ低いかもしれないが、知る人ぞ知る(知らない人は誰も知らない)隠れた名品なのだ。一度食べたら止められない、麻薬のような恐ろしい魅力を持っている。さつま芋が原料なのでビタミン類も豊富で食物繊維もたっぷり含まれ宿便解消にはもってこいなのだ。拒食症の人も便秘の人も元気な人も「岩城の芋菓子」を食べて健康を増幅しよう。
橋本さん(芋菓子製造元:田村食品のオーナー)からの一言
「味付けの秘伝は絶対誰にも教えん。どうしても知りたい奴はうちの従業員にでもなって技術を盗むしかないぞ。もっとも、そんなに簡単に盗める技術ではないが……。」
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