第3回:大男の足あと 昔むかし、岩城島に大男が住んでおりました。毎日沖を見て暮らしていましたが、津波島の松原の景色が気に入り移り住もうと思い立ちました。しかし良く見れば、松原には松ばかりで良い格好の石がありません。そこで大きな石を抱えて「よいしょ」と一足で渡ろうとしたのですが。が、メリメリと股が裂け死んでしまったのでした。 石が落ちてできたくぼみが「石が坪」、石がはねた場所が「刎石」と呼ばれ、また大男の足あとも残っているのです。 <第2回:えんこ(カッパ)の話> 岩城村HOMEへ
石が落ちてできたくぼみが「石が坪」、石がはねた場所が「刎石」と呼ばれ、また大男の足あとも残っているのです。