朝日と島の影

 積善山の朝は、とても面白い。なぜならば、訪れる度に新しい発見があるからである。今回の発見は、朝日によって投影された島のかたちである。
 仮に、朝日の方向に船を海にだして、私のいる積善山の方角を見ると、島の稜線は、今私が見ている海に投影された島の影に近い形なのだと思われる。つまり、積善山にいながら東西両方の島の稜線を見ることが出来るのである。